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七月のランデヴーのJeffreyのレビュー・感想・評価

七月のランデヴー(1949年製作の映画)
3.5
「七月のランデヴー」

冒頭、1949年のパリ。20代前半のルシアンは将来は探検家になる事を決める。ブルジョアの両親の反対、口論、恋人の女優志願、象、水陸両用、舞台、拍手喝采。今、若者の感性が写し出される青春群像劇が始まる…本作は1949年にジャック・ベッケルが監督した青春群像劇で、この度DVDにて初鑑賞したが面白い。20代のジャズ愛好家の若者たちの夢と希望を特異な感性と天性の映画術でフランス映画史に大きな足跡を残した監督の青春群像劇として有名だが、今までなかなか見る機会がなかった。本作は49年のルイ・デリュック賞を受賞し、映画は大ヒットしたとのことである。さて、物語は1949年のパリ。20代前半のルシアン・ボナールは将来は探検家になろうと決め働きだす。だがブルジョワの両親はそれを許さず、ルシアンに銀行員のような堅実なキャリアを積むようにと強要する。ルシアンは父と口論の末、家を出て探検隊へ参加する準備を始める。その一方、恋人のクリスティンも女優になると言う野望を実現するために着々と準備をしていた…と簡単に説明するとこんな感じで、登場人物がかなり多いので、顔と名前を覚えるのにまず必死にならなくてはならない。
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