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七月のランデヴーのYAZのレビュー・感想・評価

七月のランデヴー(1949年製作の映画)
4.2
ジャック・ベッケルの観る

1949年パリ
夢追う二組のカップルを中心に
した若者達の群像劇

若者達が未来の夢と希望に溢れて
いて将来を悲観してる様子全く
無いです。
皆そこそこの家の子で考古学の学者を
目指してるのか探検計画してるルシアン
はブルジョワの息子

金持ちの道楽息子のようですがルシアン
は親世代は過去の遺物で私達の時代だ!
と宣言してる。
戦後4年で既にヌーヴェル・ヴァーグを
宣言してるベッケルであります

彼は実家出て独立し親がどうだとか言っ
て探検に躊躇してる保守的な仲間達の
尻叩いてる。
当時これ観た若者達は勇気付けられ熱狂
したのではないでしょうか。
その中にあの人やあの人も居たと思われ
ます

ドラマの方は若いカップルに有りがちな
モノですけど一組の方のラストはそうな
るのか~というやや意外ですが内容云々
以上に若者の為の若者の映画を作った事
に物凄く価値が有るのではと思うです

キャストに記載されてませんがジャケ写
の青年モーリス・ロネでした
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