拒むことが難しい身内という存在に、やたらと同情的な善意を押し付けられて、精神が崩壊してしまったジャンの禍々しい鬱憤を、彼の叫びと共に覗いている様な作品だった。
タイトルコールの叫びから鬱のブレーキが壊れてしまって制御が効かなくなっている様が伝わる…
イヤホンで視聴するとジャンの日常に降りかかってくる言葉が、よりリアルに体験できる。左右から鬱陶しくまとわりつく言葉。キモチワルイキモチワルイキモチワルイ…
これ短編だからまだよかったものの、長編だったら狂気にあてられてまともでいられなかったと思う…。それぐらい、自分の中のナニカがひどく訴えるほど心が重くなった。ジャンと自分を重ねてしまったからだと思う。
低評価ではなく、高評価な意見。
鑑賞の際は、精神面が良好な時がよろしいかと。🗣️🗣️🗣️🗣️🗣️