名作と出会うためには何かを犠牲にしなければ名作には出会えない。
タヌキのカード持って、宝探しをするのが私の趣味でキンプリがスゴいとネットに書いてあったことを思いだし、探し回りましたが見つからない。
何故だ!?あれだけ話題になっておきながら、なぜ見つからないのだ。
これはおそらく店員のブビートラップに違いない。本当の名作は日の当たらない場所に あるとゆうのが私の持論だ。
いいだろ。この無数の中に本物のウォーリーを探してみせよう。私は意気揚々とアニメコーナーを歩いたが30分たっても見つからなかった。
想像して欲しい20代の男がアニメコーナーをダラダラ歩いている姿を。確実にヤバイやつのレッテルを貼られるだろう
私の中のモラルが限界になりそうなときに一人の幼女がDVDのケースを見ていた。
私は気が付いた。ここは女児向けコーナーであることに。 急ぎ後ろを振り返り、幼女に見つからないようにせねばと思ったが、体がガッチリと固定され、動けなかった。
なぜなら幼女が持っていたプリキュアのケースのすぐ隣に私が長年探していたキンプリがあったからだ。
(え!?キンプリって女児向けなの??)
体と頭が同時に硬直したのだ。店員を いや タヌキの店をここまで呪ったのは初めてである。私は地雷の踏んでしまい動けなくなってしまった。
さながら127時間である。フランコならどう切り抜ける?あの映画と同じ最悪の脱出方法か それとも 幼女が去るのを犬のように待ち続けるか
私は栄誉ある愚者を選ぶ
幼女に顔を見られないよう極力 横を向きながらキンプリをケースから出し、逃げるようにレジに向かった。
店を出たときにタヌキに中指立てて家に帰宅しました。