えみちゃん

映画 聲の形のえみちゃんのレビュー・感想・評価

映画 聲の形(2016年製作の映画)
1.5
スコア高いしどんなアニメなんだと思って
予備知識ほぼ無しで鑑賞

「いじめ」をキッカケに友達や仲間の大事さそれぞれのコンプレックスを青春の中でもがき苦しみながらも見つけて乗り越えて行く映画なわけね

綺麗だわーすっごく綺麗
全体として色々な問題がテンポよくうまく配置されてて観てる方を飽きさせない
そして、とても綺麗な内容ですよね〜

一見ね

私の話しで申し訳ないんですが、妹が過去主人公と同じ歳くらいの頃イジメにあっていました。
理由は「その時流行ってたキッズブランドを誕生日にたくさん貰った妹が羨ましかったから」です
主人公のイジメの理由とさして変わらないですね

物がなくなったり、仲間外れにされたり、そのようなイジメは妹の心を壊して行きました

私のように「なんで無視してんの?!は?なんかあんだったら言えや」と言う気の強い子じゃなく内気な、正に耳の聞こえない西宮さんと同じ言い返せない弱い子を標的にしたのです

今も妹は人と話すのが不得意です
人にどう思われるかを必要に気にします

「貴方は忘れても、私は忘れない、一生許さないから」
これは妹が小学校卒業の時卒業式に行けない原因を作ったいじめっ子が家に謝りに来た時私の母が言った言葉です

絶対に交わることのない関係
絶対に交わってはいけない関係

聾の西宮さんの優しさと素直さに漬け込んで自分のしたことを許してもらおう、あわよくば忘れようなんて
あんなにひどいいじめっ子の根っこの、心根の部分がガラッと映画のように変わるとは思えない

こんな綺麗事をあたかも本当に起こりうる日常として描いた作品
えみちゃん

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