kumi

太陽のめざめのkumiのレビュー・感想・評価

太陽のめざめ(2015年製作の映画)
3.7
ドキュメンタリーの様なタッチの作品でした。

少年裁判所の判事役のカトリーヌ・ドヌーヴが10年に渡り、1人の男の子の行く末を見守る。

その男の子が手のつけられないヤンチャな感じで、誰にでも突っかかる荒れた非行少年マロニー。

マロニー役のロッド・パラドは今作デビューで、イライラを爆発させる感じ、反面・・・家族を思う気持ち、努力して現状を変えたい気持ちを、上手く表してる。


教育係のヤンや判事の辛抱強く、彼を見守る姿や、時には感情的な場面など、現実の様な葛藤シーンがすごいと思う。


家庭のせいだけでは、ないのだけど、でもスタートから違った彼には、生き方がわからない様にさえ感じるシーンも沢山あった。


彼のラストに、幸せを願わずにはいられない。
・・・そんな作品でした。
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