是枝裕和×樹木希林💞
家族を描いたストーリー。
一度だけの栄光✨
15年前に文学賞を取った作家志望だった良多（阿部寛）。
それからパッとせず、探偵事務所で働いているが、名目は「小説のための取材」。
夢とプライドを捨てきれず生活力が無い。
結婚し、一児の父となってもダメダメのままで離婚してしまう。
ある日、実家の母親（樹木希林）を訪れた事で思いがけず、家族と向き合う事に。
悪い人じゃないけど…💦そんな夫にするには頼りない良多は母親が大好き。
甘やかしてはいないが、やはり息子が可愛くて堪らない母親の距離感を樹木希林が絶妙に演じている。
阿部寛が本当の息子みたいに見えてくる😂
おっきな体に大人になりきれない息子と、背中が丸くなり始めた母親。
クスッとほんのり情けない。
でもなんだかほっこりする。
台風を理由に、久しぶりに訪れた息子達に帰ってほしくない、急に老人を振りかざすお婆ちゃん（樹木希林）がすごく可愛い💕
この人にとっては素敵な台風だったんだろうなぁ🥰
そして元妻と真剣に向き合う良多。
この奥さん役が真木よう子で、キリっとしている。
ゆる〜いダメ男と凛々しい女。
ありすぎる組み合わせに、あり過ぎる妻からの三行半。
きっと好きになった頃は「私がいなくちゃ!」なんて惚れてしまったんだろうなぁ💖🤔
ご近所の商店街ではいまだ英雄の良多。
賞を取らなければ普通のサラリーマンになり、普通のパパになっていたような気がする。
少し、夢を持ってしまっても仕方ない過去。
そこから歩み出せない男と現実的な女。
優しい年老いた母。
リリー・フランキー、池松壮亮、小林聡美など豪華なキャストが脇を固める。
団地での親子の会話のシーンが好き😀🥰
樹木希林さんが凄く良かった。
