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都会の放浪者のmanaのレビュー・感想・評価

都会の放浪者(1966年製作の映画)
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ファスビンダーの鑑賞可能な最古の短編映画。今の自分と同い年くらいのときに撮影したのか。

失業した男がピストルを見つけて自殺を図るも色んな障害で死ねない話(実際監督本人が公衆トイレに入ってくる)。

"May I use your bathroom?"
"My bathroom? Why?"
"Because I want kill myself here."
"How sweet!"

♪...How is it possible at all that in Europe; things are all so large and in Japan; everything's so small?

セリフはほとんどなく、上のセリフと歌以外はサイレントか演奏で進められていく。

ファスビンダーは壁から覗くようなショットや人の視線を真正面から映すショットが『不安は魂を食いつくす』でも特徴的だと感じた。
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