恵雅樹MowHenry

何者の恵雅樹MowHenryのレビュー・感想・評価

何者(2016年製作の映画)
3.1
●'16 10/15〜12/9公開: テアトルサンク
〇'16 10/15〜12/9公開: 鯖江アレックス
配給: 東宝
ワイド(シネスコ) 音声仕様表示無し
12/9 18:50〜 テアトルサンク4にて観賞
DCP上映 LPCM
パンフ未購入

自分はバブル期にたいした学校にも行かずにそこそこの会社に入ったので、現在の就職戦線事情の悲惨さに少々困惑した。
岡田将生演じる宮本ってキャラの就職及び仕事に関する考え方が人生をなめている感じがしてなかなか良かったな。
「何を青臭い事を言っているんだ?」と。
一人で生きるなら地方で畑作なんかして自活するしかないじゃん。
例えば一人でクリエイティブな仕事をしていたとしても共同作業する面々がほぼ企業に組み込まれた人達だからどう転んでも多数の中の一人として仕事をしなくてはいけなくなる。
今ならネットなどあるから音楽・映像・文章などを創造する事は容易いけど、仕事として成立するかと言えば否めない。
映画の中に出てくる主人公及び袂を分かつ友人のする演劇って苦手。
主人公の大学時代のはまだしも、友人の演劇の構成というか方向が金を出してみたいものではないな。
急にダンスしたり、とんでもない方向ばかりみて台詞を言い合ったりするやつ。
プロでもやたら早口で捲し立てる芝居が昔有ったけど、あれも苦手。
派手な意匠でやたらロックだ!みたいなやつはそんなに嫌いではないけど、ずっとあれでは飽きるかも。
映画と違って予告とないからチラシと噂または評論くらいでしか量る規準がないから観に行くのはかなりバクチ。
タイトルって話のオチからすれば「何様」で良かったのではないだろうか?