史上最悪のオペラ歌手といわれた実在の歌手フローレンス・フォスター・ジェンキンスをモデルにしたフランス映画。この映画ではマルグリット。
マルグリット役のカトリーヌフロが可愛すぎる!50代くらいのふっくらしたおばちゃんだけど、可憐な少女みたい!伯爵夫人だから周りが媚を売るということもありつつ、それ以上にみんなが必死で彼女自身が音痴なのを隠して彼女が傷つかないように守ってあげるのが納得できるチャーミングさ。
ただ歌が好きで好きで夢中で歌ってるだけではなくて、それは浮気して自分に無関心の旦那に振り向いて欲しいという必死のSOSのサイン。なんていじらしい。。😢
同じモデルのイギリス映画「マダムフローレンス!夢見るふたり」でのキャストや雰囲気から、こっちも勝手にコメディだと思い込んでたんだけど、普通に人間ドラマで、なんなら悲劇だった。
( ゚д゚)。。え?
なにこの唐突な胸くそエンド。。
みんなでヨイショしてたのに、なんなのこの引っ込みつかなくなったからって一気に引っ込める感じ。
ひどくない?ねえ、ひどくない?
執事てめえ。。ドSにも程がある。
彼女を応援するように出てきた若手のメンツ、もっとしっかり支えたりポジティブに関わってきて欲しかった。結局1人は彼女を利用して貶めただけ、1人はただの傍観者、1人は中途半端かよ。モノクルくんはじめ、みんな面白いイイ味のあるキャラだったのに、全然活かしきれてない。脚本〜!!
コンサートで彼女の熱い思いと努力を知ってる人たちの耳だけには彼女の声が美しく聞こえる瞬間があった演出、ここだけはちょっと感動した。なんやかんやでマルグリットみんなに愛されてる。。