50年以上前の作品であり、その上オリジナルフィルムはかなり劣化していたということなのに、映像も色も音声もすごく綺麗でリアルだった。もちろんデジタル的な綺麗さではないけれど。
修復技術ってすごいなー。
先に観た｢幸福な結婚記念日｣に比べると、冗長な印象もなきにしもあらずだったけれど(長編なので当たり前か、、)恋愛のカラフルさや夢見心地な世界とその世界の周りにある下世話な世界を、境界線のないひとつの世界に描き上げている。
そして、回想シーンの登場人物が意志を持っていることもボーダーレスだ。
髪の毛の件はちょっと引いたけれど、ベッドが走るシーンは画的にも物語的にも本当に素敵。
