たくや

バジュランギおじさんと、小さな迷子のたくやのレビュー・感想・評価

4.5
今のところ今年No.1の面白さ。
まだ劇場で公開しているので、まだ観ていない人はぜひぜひ観てほしい、最高の映画。

笑いあり、アクションあり、家族愛あり、そして感動あり。
もうかなり大満足のエンタメ作品でしたよ❗

159分は長いなー...なんて思ってたのに、
あっという間に終わりましたよ❗


まず、主人公の通称“バジュランギおじさん”の魅力が堪らない。
自身が信じる宗教(ヒンドゥー教)の教えを守り、常に嘘をつかない、真面目に生きることをモットーに生きている。

そんな彼は、その持ち前の高い人間力で、国境を越えて迷子になってしまった女の子を救う。

序盤はパキスタンから来た少女がインドで迷子になり、バジュランギおじさんと出会う。
シリアスなシーンもありつつ、歌って踊ったりするから、なんかこうインド映画だなって感じ。

でも、中盤から展開がガラッと変わる。
このギャップがこの映画の凄さだと思う。
躍りのシーンがなくなっていき、アクションシーン挟んだり(笑)、話が国際問題に発展したりと、物語の色が一気に変わっていく。

後半は国境を越えて、パキスタンを渡り歩き、親を探すロードムービーになる。
ここで一気に面白くなる。
おじさんと少女の絆や、手助けしてくれるパキスタンの人達、様々な人間の“愛”に触れながら、物語は終わりに向かっていく。


ラストはまあ予想つくんですけど、それでも感動した。
話せない少女、宗教問題、国同士のいざこざ...色々な苦難を乗り越えて、迷子になった少女を家にかえす。
長い長い旅路の結末として、最高の形で終わった。

本当に良作なので、
ぜひこの映画を皆さんが観ていただけるように願っております✨
たくや

たくや