監督の実体験をベースにした作品。
映像が綺麗。
暖かい日差しが、暖かいまま映ってた。
すごく、大事に作られたのを感じる。
突然の大規模な交通事故により、婚約者を亡くしたシンミンと、妊娠中の妻を失ったウェイ。愛する人と紡いでいた夢や希望まで失ってしまった2人が、苦しみながら再び歩き始めるまでの姿を描く話。
奥さんのピアノも、彼と行くはずだった沖縄も、
一緒にいることが当たり前の存在がいなくなる。
当たり前の日常が突然消える。
愛する人がいないと、世界から色がなくなる。
回想シーンが幸せ。
悲しいけど、お涙頂戴ではなくて・・・
ただただ大切を感じる暖かな雰囲気。
幸せな時間を胸に生きる希望を感じた。
百日告別。
何度見ても、心に沁みる素敵な作品。
_φ(・_・
トム・リン監督は、奥さんを亡くしていて、自身はキリスト教、奥さんは仏教を信仰。仏教について調べたときに初七日、四十九日など故人を送る儀式を知る。