あかねちん

ソーセージ・パーティーのあかねちんのレビュー・感想・評価

ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)
4.0
本当に噂通りの超絶お下劣アニメ!かと思いきや終始お下劣な中にもコメディを軸にラブにサスペンス、アドベンチャー、ミュージカル、そしてグロが融合したジェットコースタームービー!

様々なジャンルを楽しませながらもブラックなユーモアやパロディも散りばめられていてただのエロだけでなかったのは予告と違っていてよかった。性的にも犯罪的にも過激なシーンが定期的に入る中、まるで"トイ・ストーリー"のようなアドベンチャー部分もあるのでそこの展開の起伏の激しさみたいなものが楽しかった。

そして何よりも、あの急展開しつつもオチもこれまたある意味綺麗にまとめてる感。あのオチは本当にずるい…。ラストのオチは度肝は抜かれるが観ている側を無理やり腑に落とさせるみたいな変な感覚。そこまで悪いラストではないので良い後味の作品に見えてしまう…。そもそもこんなものオチは大事だが内容はそもそも真面目に見る必要なんて全くない!w

そしてキャラクターたちの設定が凄い…既にニュースでも出でいるが敵がビデって……。個人的にはガムのキャラがシニカルで好き。

毎回セス・ローゲン映画で思わされるのはキャストの豪華さ。よくもまあ毎回アホみたいな映画作ってるのに仲良しのジェームズ・フランコはもちろんエドワード・ノートンにクリスティン・ウィグ、ジョナ・ヒルと豪華且つ個人的に好きな面々集まった感。そして製作部分では『マダガスカル3』の監督や何よりもディズニー音楽を手がけるアラン・メンケンが作成してるのが本当にびっくり!ただミュージカル要素もあるしミュージカル部分の音楽の出来は流石。

万人受けは難しいとは思うが最初の下ネタや展開の波に引かずに乗れればあとは頭を空っぽにしてただただあほみたいにずーっと笑うって感じ。なので好きな俳優が出てるからといって安易に観るのはちょっと危ないのかもしれないなと思った。
あかねちん

あかねちん