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METライブビューイング/モーツァルト《フィガロの結婚》のadagietteのレビュー・感想・評価

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<<過去記録転載  2015/8/14>>

新演出は最近多用されている英人Eyreのもの。(前作のMillerも英人)
1930年代という設定はなんというか、古いけど豪華ではなくというか...時代の変遷期を捉えたということでしょうが、衣装代&照明代節約したわね、という感は否めない。
回り舞台を区切った部屋中心にはベッド。映像化するには芝居を中心に集める道具としてのベッドは便利?フィガロの部屋もコンテスの部屋もベッド。まぁ、眼福ですが、TeKanawa Flemming の品とはまたちょっと違う印象。
何かと演出への制約というか要求というか、を感じる。
歌手は、今回でかい!伯爵のMatteiが193cmだから夫人のMajeskiも180近くあるんじゃないか?アメリカーンなお姉さんですが、立ち姿が美しい。
小柄なイメージのスザンナも長身Petersen、運動神経も素晴らしくて動きが華やか。フィガロのAbdrazakovはツケ髭で植野行雄みたいな顔になっちゃって、メイクさんお見事。
歌は言うまでもありません。ダブル・バリトンLOVE
モーツァルト万歳!
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