タケナミ

ラブ・アゲインのタケナミのレビュー・感想・評価

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)
4.0
並行して描かれる恋模様がガチャンとつながる、よくできたラブコメ。
三谷幸喜作品が好きな人にはハマる。
主人公は妻から離婚を迫られる中年のダサいおじさん。
バーで出会ったモテ男から服装や女性の口説き方を伝授してもらい、一気に垢抜けて、元妻への復縁を迫る!というのがメインストーリー。

後半の警察沙汰の取っ組み合いシーンが見どころ!
ハチャメチャでおもしろい。
特にジェイコブがデイヴィッド・リンハーゲンを殴るところは何度見ても声出して笑う。

プレイボーイのジェイコブがハンナに惹かれたのは、まさしく少女漫画でいう「おもしれー女」現象によるものだと思うので、この感覚は万国共通なのでしょう。
ロビーがジェシカを好きな理由も、ジェシカがキャルを好きな理由もちょっとよくわからないけど、そこ掘り下げると収拾つかなくなる群像劇なので、おもしろいからOKです。

邦題「ラブ・アゲイン」って、原題”Crazy, Stupid, Love.”と全然違う。
邦題はメインストーリーのキャルとエミリーの関係に焦点を当てているけれど、登場人物の全ての恋を”Crazy”で”Stupid”と表現している原題の方が断然好き。
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