くもすけ

トレジャー オトナタチの贈り物。のくもすけのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

ライフイズライフ!、うーんなんだこれ。

ホイッスラーズが良かったので過去作2015を見てみたのだが、随分すっとぼけたおとぎ話。埋蔵金探しの話で、党革命前裕福な曽祖父が樫の木の下に大金を残した。廃屋があるのはブカレストの西部オルテニア。曽祖父が宝を埋めたのは民主化革命時だと思いきや、出てきた証券は1969年発行。ほおほお。
バーとストリップ小屋併設してたから怪しげな人間が出入りしてたー、弟との確執がー、チェーンソーもってこいー、家の名義は母親だから盗掘がばれると訴えられるかもー、
なんとか換金したもののさあこれからどうしたものか?ほのめかされた符牒ををぶん投げて、カメラがゆそそくさと移動を始める。

金属探知機の探索をやけに一生懸命撮っている。
「このあたりよくきてたから知ってるんだけど、金は壁に隠すんだよ」
「壁って家の?」
「そう。家の禍福を願って硬貨を埋めるんだ」「小銭探してんじゃねんだわ」

「おれ働いてるから宝探しなんかしない」
「共産主義の見本だな」
「?」
「党の洗脳そのもの。『何も考えず働け』」