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Dancing Arabs(原題)
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『Dancing Arabs(原題)』に投稿された感想・評価

サイード・キャシュアの処女作、ダンシング アラブズ(Dancing Arabs (2002),の映画化だそうだ。この話はサイード・キャシュアのセミ自叙伝だそうだ。ちょっとコメディぽく描かれていて、現実の政治事情から起きる諸問題を、最後で笑いに変えてくれるというところで緊張感がなくなる。映画の英語のタイトルは A Borrowed Identity である。

ストーリーを簡単に書く。(   )の中は当時の政治事情。
ストーリーは民族政治問題を取り入れて構成されている。1982年と字幕に。Tira(テレアビブから30キロ北東)という場所に住んでいる祖母、父、母、イヤード、兄弟の パレスチナ人家族で、父親Ali Sulimanは反イスラエル政府の活動家である。(イスラエル軍がレバノンを占領する)父親の仕事をテロリスト(仕事は果物つみ)と学校で公言するパレスチナの少年イヤードEyad、Tawfeek Barhom が、ユダヤ人がいくエリートのエルサレム芸術科学アカデミー(1988年)に入学する。そこで、少年はステレオタイプばかりのユダヤ人の中で、ユダヤ人のナオミ(Daniel Kitsis)に好感を持つ。(パレスチナのハマスがエルサレムのバスドライバーを殺す)
高校のボランティアで筋ジストロフィー(muscular dystrophy, MD)のヨナサンの手伝いを始め、アウトサイダーという共通点から親近感がまして、友達になっていく(1990)そして、ヨナサンの聞く音楽にも関心を示していく。
パレスチナ人としての自分のアイデンティティーとユダヤのエリート族の中でイヤードは葛藤する。恋人も筋ジストロフィーのヨナサンYonatanMichael Moshonov とも人種を超えて付き合うようになる。しかし、ナオミはヨナサンから人種的な嫌味を言われたり、意味もなく路上でユダヤに捕まるイヤードなどに困惑を隠しきれない(アメリカのイラクへの侵入が始まる) ナオミは人種違いの困難に耐えきれずイヤードに別れを告げる。それに、ナオミの親はイヤードとの交際を嫌って、ナオミを学校に行かせない。ナオミを学校に戻すためイヤードは学校を 止める。

イヤードは(1991 Silwan 東エルサレム:エルサレムから東4キロ)東エルサレムにアパートを借りて、時々、ヨナサンを手伝いにいく。
筋ジストロフィー(muscular dystrophy, MD)のヨナサンの生涯は短く、寝たきりになっているから、イヤードは皿洗いじゃなくウェーターになるためヨナサンの身分を借りる。イヤードは パレスチナ人としての差別、威圧、機会のなさにアイデンティティーを失う決心をする。しかし、ヨナサンの母親エドナYael Abecassisにバレてしまうが、『ウエーターになりたかった』の一言で、母親は理解してくれる。イヤードはユダヤ人ヨナサンとして新しい世界を掴む。ヨナサンもイヤードも高校を卒業できる。イヤードがヨナサンのためにも卒業試験を受ける。

それから、イヤードはイスラエル人として、ドイツに留学し、一年を終えて戻ってくる。ユダヤ人ならイスラエルでこの世の全てに門戸がひらかれる。ヨナサンはモスリムの儀式にそって葬られる。

この映画は政治人種風刺が多い、コメディだが、ユダヤ人とパレスチナ人の共存する社会で、いかに、差別・格差があるかというのを嫌というくらいみせてくれる。それも、滑稽に描かれていて、ヨナサンのステレオタイプであるアラブ(パレスチナ)に対する毒舌が(失礼な言い方だが)おもしいろい。また、イヤードの父親は、息子を天才だと思っているのはいいが、ユダヤ人に対しての嫌悪感からくるストレートな過剰な非難が上手である。これらのステレオタイプはイスラエル人パレスチナ人の本音なのかもしれない。また、イヤードの母親Laëtitia Eïdoの両民族を冷静にみている批判的思考能力もすごい。ヨナサンの母親エドナもヨナサンの死後モスリムとして葬って、イヤードを息子として受け入れるのにも感心する。コメディであるが、コメディでないところもありこれらは監督の裁量だ。そして、共通なのは両親、異性、などなどの人間の愛はどちらの人種でも共通であり、人間愛に関しては何も格差を見せてくれなかった。死と同様、誰にでも平等である。

ヨナサンの聞いているバンド
The Rhetorical band
Joy Division
Walking Dreads

イスラエルの作家ーイヤードが例に出した作家ーー教室でのイヤードの雄弁の理解が私は乏しかった。理解できた人は教えて欲しい。
Amos Oz の本My Michael
Benjamin Tammuz
Aharon Meged
A.B. Yehoshua
MoekaS

MoekaSの感想・評価

3.7
ストーリーは『サンバ』のイスラエル版かな。