片腕ファルコン

破れたハートを売り物にの片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

破れたハートを売り物に(2015年製作の映画)
2.6
甲斐バンドの曲をモチーフにして5人の監督が作った短編集のオムニバス。

勝手に硬派なイメージを持っていたが、いきなりマキタスポーツが登場したのでコレはコメディだと直感できました。
でも、この1本目の三島有紀子監督の作品が一番マトモだったような気がします。別れた妻のためにリングで戦う姿を見せたくて渋川清彦さんのボクシングジムに入会するマキタスポーツの奮闘記!戦うお父さん。

2本目の榊英雄監督の作品もベタだけど意外と良かった。大森南朋が船越英一郎に「お嬢さんを僕に下さい」言いにいく話。ちなみに甲斐バンドで唯一知ってる曲[安奈]はここで使われてるのもポイント高かったのかもしれません。

残り3本からサスペンスやらアクションやらで色んな角度から頑張ってますが、正直面白さが全くないです。
トリのベテラン青山真治監督のもボンヤリしてて分からなかったです。。

ただ、どのエピソードもキャストが無駄に豪華で松田美由紀、清野菜名、光石研、片岡礼子など出てきます。甲斐祥弘もちょいちょい出たり出なかったり。。

甲斐バンドファンが見たらどう思うんだろうか、コレ。。
とりあえずオススメはできないが、気楽に見たい何かが見つからない時は思い出して下さい。。