ラストの演出からして、実話に基づく作品なんですね。
ゲイだけじゃなく、差別という人権侵害に
その時々で立ち向かっていった当事者たちがいたから
今みたくダイバーシティを受け入れようという世界になってきたんだな。
もし自分が差別されるマイノリティ側になったとて同じことをできる気がしない。
でも、荒っぽいことをするのは
その人たちの品性を下げることになりませんかね、と思い心配してしまった。
主人公だって「こうするしかないんだー!」とレンガを投げつけてたけど、
活動家の彼に振られた腹いせもあったからで、本心でしたかったわけじゃなさそう。
でも、暴動でもしなきゃ何も変わらん!ってのも実際問題あるわけで…
自分と違う考えを受け入れるのは難しい。
でも尊いし必要だし時間がかかる。
映画のおもしろさ云々より、そういうことに考えが巡った。
(監督にしてやられたってことか)