『カジノ』以来24年ぶりとなるマーティン・スコセッシ監督とロバート・デ・ニーロのコンビによるマフィア映画。
共演にアル・パチーノ、ジョー・ペシ、ハーヴェイ・カイテルというハリウッドの伝説的な俳優たちが集結する。
主人公のフランクは、肉の運搬の仕事していくうちにマフィアと関わるようになり、やがて全米トラック運転手組合のホッファのもとで働くようになる。
この作品は、老人ホームに入所したフランクの回想形式で綴られる。
フランクは、まるで関わった事を悔いているかのようである。
これまでのスコセッシ映画同様、モノローグはあるもののスビーディなカット割ななく主人公の人生を象徴しているかとようである。
そのため、209分という長尺がより長く感じてしまうこともあるだろう。
だが、小難しい場面もなく、これまで通り暴力描写も健在である。
実在のマフィアに対しての新たな知識が加わった。
『ゴッドファーザー』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』、『グッドフェローズ』と並ぶマフィア映画の傑作が2019年に誕生した。