観たのは9月のこと。。。。
マーゴット・ロビーがバービー、ライアン・ゴズリングがケンを演じた。とはいえ、バービーとケンは設定上大量にいるんですが。
監督はグレタ・ガーウィグ、脚本はグレタとパートナーのノア・バームバック。
マーゴット・ロビー、ライアン・ゴズリングの演技、素晴らしかったですね、売れっ子な理由がわかる、全力が伝わる。
バービーはトイ・ストーリーに登場している人形で、1959年に発売された。
バービーがふと物語の外に出てしまう、自己意識が生まれることから物語が始まる。
男性権威の人間世界を描き、それにうちのめされるバービー、
反対に虐げられていたケンは男性優位に喜びバービーランドをケンダムランドへ変えてしまう。
バービーが
しかしこれが現実社会と同じ構成だったら、物語にならないというのが
逆説的に関心させられるわけです。
現実社会ではまだまだ男性優位で、女性は性別や容姿、活躍すると、すぐに叩かれる、純粋に評価されない日々。男性が会社の中でうまくいかないと嘆く以上に、女性は女性というだけで同じ立場になれない、そのことを伝えるのと同時に、じゃない方のケンのパートもあることが良かった。
ケンの抱えている悩みを描くことで、仮想的をつくらず、双方の立場を明らかにする、互いに歩み寄ろうよ、ということか。
で、この物語、決してバービーにとってプラスではない、特に自社の描き方とか。。。
今そうではないからできるのかもしれないが、OKしたマテル社には感服。
良かったです。
歴代興行収入で14位、そんなに盛り上げるとは。