どこまでもアメリカ的なセンスがゴリゴリくるので、個人的な好みというレベルでは、全く好みではないけれど、ただただ、感服。
どぎついピンクもブルーも、もう辞めてくれとばかりに押し寄せてくるので、男性社会を皮肉りながらも、間違ったフェミニズムも描かれている構図が、面白い。
考えれば考えるほど、いろんな要素が多くて、私はまだ頭の整理は追いつかないけど、シンプルに映画として楽しめて、核として届けられるメッセージは明快。
一度でしっかり楽しめるけど、きっと二度三度と見ても色々気づきがありそうな、台詞の選ばれ方と描き方。
コメディという分野に真正面から挑んで、ザ・エンタメな世界観を前面に押し出して、これだけの作品ができるというのは、本当にすごい。