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サム・ペキンパー 情熱と美学のorixケンのレビュー・感想・評価

4.0
60年代以降で男っぽい映画といえばシーゲルやアルドリッジなんかと一緒に思い浮かべるペキンパーの伝記映画。「男同士の正義」を祖父や父から教わったらしく作品にも正義重んじて不正義を叩くというのを感じていたけどこういうところからかと思った。ただプレッシャーに押しつぶされていたのかもしれないけど弱いスタッフいじめたりするところもあったり酒やコカインで映画も撮れなく友人や家族も離れていく状態になっていたということも映画の中で示されていた。映画技巧的にはスローモーションの話は無かったけど面白いエピソードもあったし編集権へのこだわりはかなりあったようだ。マックイーンやコバーンやボーグナインなどからの話が聞けたのもよかった。
4時間版のワイルドバンチが見てみたくなった。