PACO

JUMPINGのPACOのレビュー・感想・評価

JUMPING(1984年製作の映画)
3.9
自分がJUMPしているような映像が6分間ずっと流れます。
酔いました。笑
本当に休むことなくずっとJUMPしているもんだから、

でも、想像していなかったところまでJUMPしていくので興味深かったです。
戦地や大海原まで、
見える景色も違うけど、聞こえる音も全然違うんですね。着地する音も違うし、生活音が聞こえたと思ったら、飛行機が飛ぶ音。
次から次へと全てが変わっていきます。

それは今を表しているのか、JUMPし過ぎて過去にタイムスリップしていたのかわかりません。でも、ただ歩いて地上から見て聞いているだけでは感じられない世界の姿がありました。

そんなものを1984年の技術で作ってしまう手塚治虫はやっぱりすごいなと。
作り物だけど、妙な説得力がありました。

最後に元々いた場所に戻ってきた時の安心感と言ったらすごかった、
戻ってきた瞬間に「はぁ」って声が聞こえるんです。誰の声なのかはわからなかったけど。そりゃ、ため息も漏れるわな、自分のだったのかも、
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