Kota

ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気のKotaのレビュー・感想・評価

3.7
“時間のある限り、やれることを。”

ニュージャージーの刑事ローレル(ジュリアン・ムーア)とパートナーステイシー(エレンペイジ)。彼女達は偏見のある田舎町で慎ましく暮らしていたが、ローレルが末期癌で死期が近づいた時に、正義を貫く決意をする。

小さな町での小さな愛はやがて大きな変化に変わっていく事を描いた実話が元の作品。今回も天晴れジュリアン・ムーアの演技力に圧倒され、周りを囲むマイケル・シャノンやスティーブ・カレルら名優によりささやかながらもとてもいい物を見たという気持ちになる。

”アンブレラアカデミー”に絶賛どハマり中の自分はエレン・ペイジ見たさに鑑賞したけれど、彼女は実生活でもレズビアンであることを公表しているだけあって演技がとても自然だった。同性愛の人が恋に落ちて結ばれるまでの葛藤ではなく、その後に待つ苦悩がメインに描かれているのが斬新。
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