ジャッキー、久しぶりに観た。
やっぱり彼の“魅せるアクション”、素晴らしい。
今回はバラエティな魅力よりもガッツリのソードアクション。
歳を重ねても、いや、歳を重ねるごとにそれに相応しい魅力を解き放つジャッキー。カッコよすぎ。
ジャッキーチェン、エイドリアンブロディ、ジョンキューザック。この3本柱の盤石さ。
ローマ帝国と、シルクロードの果ての中国側の烏合の衆の部族たち。
事実に基づくとされるシルクロードを巡る熱い友情と信念の物語。
まったく前情報無しで観たもんで。
『ドラゴンブレイド』なるタイトルなので、もっと神話とか伝説とか、何かの剣にまつわる壮大なファンタジーかと思って観たら、ものすごい歴史スペクタクルだった。
しかも、ローマ帝国、中国部族、有象無象が大陸を股にかけて争う壮大な話。
それを、主軸3人にフォーカスしてコンパクトなエピソードでとっ散らからないようにまとめる。
急に攻め入ってきたジョンキューザックを迎え入れ、ほのかに芽生えた友情の芽。
それが“15日間の砦の再建”、これが彼らを確固たる仲間にたらしめる。
この砦の再建シーンは、別にアクションでも何でもないけど、この件が一番印象的。
生まれも育ちも思想も違い、何なら倒しにやってきた相手と芽生える友情の絆、アツい。
無用な争いを避け、皆を1つにしたいジャッキーの心意気が相手に伝わり、信頼され、それに応える。
ジャッキーチェン、ここにあり。
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