母親の彼氏と初体験をむかえた少女の揺れる心を赤裸々に描いた青春ムービー。
セックスやドラッグを体験し、大人としての心が形成されていく気がする。
ただ空虚さは広がるばかりで、自分の生き方に迷っていく。
思春期特有の、大人になる途上の心模様をリリカルかつ真正直に描いている。
ここまで赤裸々な内容なのに嫌悪感があまりないのは、ストーリーのどこかには共感ポイントがあって、ミニーに感情移入していくからだろう。
ストーリーは愛おしくおかしく、ラストには変なカタルシスが訪れる。
絶妙にイタくさわやかにミニーを体現したベル・パウリーの演技は素晴らしい。