このレビューはネタバレを含みます
お母ちゃん=双葉の性格とその生き方に圧倒されました。明るく、前向きに物事に立ち向かい、辛い時は泣き、情に厚く、他人を受け入れる懐の深さを持ち、少しけんか早いところもあり……すごく密度の濃いものでした。
そして見ていくうちに、双葉自身が母の愛を必要としていたからこそ、安澄や鮎子、周りの人たちに愛を与えていたのだということがわかります。
愛があるところに愛が集まるのだ、ということを教えられたような気がしています。
絆がどんどん強くなっていく家族の様子もとても良かった。家族の在り方についても考えさせられる内容になっていたと思います。
賛否両論あるラストについていえば、家族が自分たちでお母ちゃんをおくりたいという思いは感じたのですが、やはり少し無理があるように思いました。