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湯を沸かすほどの熱い愛のmasayaのレビュー・感想・評価

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)
3.6
【第42回 chi-masa鑑賞会】

本作が商業用長編デビュー作となる中野量太監督・脚本、宮沢りえ主演による家族ドラマ。(G 125分)

共演はオダギリジョー、杉咲花、伊東蒼、松坂桃李、駿河太郎、篠原ゆき子 他。
杉咲花ちゃんの演技が素晴らしいのは知っていたけど、伊東蒼ちゃんも負けてはいない。

『浅田家』がイマイチ響かなかったので不安いっぱいの鑑賞。さていかに。


銭湯「幸 さちの湯」を舞台に、幸野家の家族愛を描く。

キャスティングは素晴らしいし、中野量太監督は" 家族 "を描かせたら天才的、本当に心に響く。
ただ、他の部分はどうだろう。

例えばいじめ。
確かに、逃げずに自分でなんとかするのが理想ではあるけれど、みんながみんな悪に立ち向かえるような、そんな強い人間ばかりじゃない。
あのやり方は、下手すれば最悪の結果を招く。

挙げ句に安澄(杉咲花)のあの行動。
わざとらしい前振り(水色の下着)も含めて酷い。
鮎子の下着を脱がすシーンも。
ボクは確かに変態だけど、これはちょっと気持ち悪いw

生活に困窮している感じがしないのも違和感。
探偵事務所の調査費用、いくらかかるか知ってます?

そしてラストの展開。
百歩譲って" あの展開 "を受け入れよう。
しかし、あの色は何?
何故わざわざ夢から醒めるような事をするのか理解できない。

それでも" 家族とは "という、作品の本筋は間違いなく素晴らしいものだった。


ちぃちゃん、これは号泣した🤣💦💦💦
次回もよろしくね♫
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