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タクシードライバー 奔放な女のoden8のレビュー・感想・評価

3.4
ゲームオブスローンズの大好きティリオン公がサムネに映っていたので鑑賞。

ドイツ映画3本目。
"ピエロがお前を嘲笑う"
"ノンストップバディ"
に続きこちら。

主人公は人間関係が苦手で
タバコとセックスが拠り所の女性。
職業はタクシードライバー。
目立った波風がほっとんど立たないお話。
一人の女性の日常を観ている感じ。


人間関係とは実に煩わしいものでもある。
深く関われば、得られる幸せも大きいが。
その分、傷つくダメージもデカい。
誰しもが、できれば自分を傷つけたくないと願っている。
でも、自分を許してくれる存在は欲しい。
実に我儘な生きものだ。
実際に一人で強く生きるのは非常に困難である。

だが、必ずしも人でなくてもいいのかも。
自分を偽らないでいい拠り所であれば
趣味や仕事何でもいいのかもしれない。

主人公も自分を巧く誤魔化しながら生きている。
その様子が丁寧に描かれている。
表現の仕方に繊細さを感じる。

主人公の女性が惹かれる男性を、
ティリオン公が渋く演じる。
彼は、"ゲームオブスローンズ"や"X-MENフューチャー&バスト"で魅せた様に
知的な男性の役がハマる。
ピーター·ディンクレイジという名前を覚えておかなければ。

女性と一緒にタバコを吸いながら、バーで語り合いたくなるような作品。

何か疲れた時に、穏やかな情緒をお楽しみください。

cast(役者·キャラ) 3.5
story(物語) 3
architecture(構成) 3.5
Picture(映像) 3.5
acoustic (音) 3.5
2022→5
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