Vakira

ロブスターのVakiraのレビュー・感想・評価

ロブスター(2015年製作の映画)
4.0
なんじゃコリャ~!!ブラックユーモア&シュールな世界。

この世界、独身者は犯罪者的扱い。離婚すると施設に入れられ45日以内にパートナーを見つけないと動物にさせられる。

森には逃げ出した独身自由人がおり、ハンティングし仕留めると1日期間が延びる。

セックスは奨励され、一人でオナニーをすると手を焼かれる。

最初の場面から衝撃的。女性が田舎道で車の運転しており、急に停車、手には拳銃が握られている・・・

主人公は動物にされない様になんとかパートナーをみつけようと翻弄する。

諷刺と教訓めいている。いかに2人でいることが素晴らしいか説かれるが、無理矢理パートナーになっても愛情が無ければ意味がない。

追う立場が追われる立場に逆転したりする。自由でいるためにはそれを守るためのルールが必要だ。でそのルールで自称自爆になったり、予測不能でどんな終わりになるのか?2時間がアッという間。

実は真実の愛においてもそれが狂気であったりする。最近読んだ漫画「おやすみプンプン」やベティ・ブルーが甦った。

そこにも 監督の皮肉がちりばめられている。

この監督 曲者です
Vakira

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