ずけし67

ゼイラム2のずけし67のレビュー・感想・評価

ゼイラム2(1994年製作の映画)
3.9
1作目が面白かったので2作目に突入です。




ゼイラムとの戦いから3年後。
別の任務で再び地球を訪れていたイリアとボブと賞金稼ぎ仲間のフジクロだったが、前回捕らえたゼイラムを改良して組み込んだロボットの性能試験の任務を与えられる。
そんな中、フジクロの裏切りから事態は思わぬ方向へ。。




今回のゼイラムはロボットと化したものの、ビジュアルは前回と大差ない?と思いきや、トレードマークの三度笠とマントを脱ぎ捨てるとボディはメカメカしくなっていて、顔はキツネ顔で頭の上まで大きな耳がそそり立っているという、前回に続いて今回も和風な造形です。

そんでやっぱり自我に目覚めてしまい、再び凶暴なモンスターと化してイリアたちと戦う展開になるのですが、今回のゼイラムは体型がスリムで動きやすい?ということもあってか、前回より素手喧嘩のアクションが多め、対するイリアさんも前回にも増してキレキレな動きでバトってくれます。

ただ、そうは言ってもやはりこの作品、前回主役級に活躍した電気屋のオジサンと若造が今回も大活躍。

イリアと3人でゼイラムに立ち向かうというね、もはやお約束の展開でありました。

そして本作の見所は何と言ってもバウンティハンター(宇宙の賞金稼ぎ)たちが集結するシーンです。

手作り感が良い味を出している着ぐるみやコスチュームに身をまとったキャラたちが、数十人規模で一斉に終結する様は圧巻でテンション上がりました。

聞けばこのキャラたち、ゼイラムファンの一般の人たちが有志で集って参加 したものらしく、各々個性的で奇抜なアイデアや造形が素晴らしく、一部のマニア向けとは言え如何にゼイラムが愛され支持されているのかが良く分かる一幕でありました。

1作目より予算がアップしたのか火薬の量も増えてドカンドカンと爆発するし、ゼイラムが発射したミサイルをイリアが回し蹴りで軌道を変えて爆発させるというぶっ飛びアクションが炸裂したり、タケコプターならぬ和傘の番傘コプター?で空を飛んでしまったりと、相変わらずのとんでも展開や、いちいちイリアさんがカメラ目線の決め顔をぶち込んでくるカット割りも前作同様で健在でした。

そして忘れちゃいけない今回のイリアさんは序盤からタンクトップ姿を披露した上に、胸の膨らみをフォーカスするようなカメラアングルも増え、ラストバトルでもやっぱりバトルスーツを脱ぎ捨てて再度タンクトップ姿でバトってくれるなど、そんなお約束もバッチリ守ってくるあたり、さすが雨宮監督分かってらっしゃる!そんな感じで続編もやっぱり 楽しい作品でありました。


【補足】
1作目はアマプラ無料ですが、2作目はアマプラ有料なのでご注意を。
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