ばーとん

女番長ゲリラのばーとんのレビュー・感想・評価

女番長ゲリラ(1972年製作の映画)
3.7
シリーズ3作目で、今回は杉本美樹が主演。この人の凛とした顔立ちが画面をきりりと引き締める。スケバンとヤクザの抗争という基本路線は前作を踏襲した、相変わらずハチャメチャなストーリー。

撮影が古谷伸から赤塚滋に変わったため、より端正で深みのある映像になった。個人的にはこちらの方が好み。海辺であがた森魚が歌うシーンなど詩的で美しい映像が盛り込まれている。

仁義を切る場面で「仮面ライダー」の看板が映り込んでいて、たまたまだろうと思ってたら、赤ヘル団が全員赤いマフラーを巻いて、5人色違いの服で、バイクで編隊組んで疾走するもんだから大笑い。仮面ライダーをパロったつもりが、期せずして戦隊ヒーローものまで先取りしちゃってるのが凄い。
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