阪本嘉一好子

アヴェ・マリアの阪本嘉一好子のレビュー・感想・評価

アヴェ・マリア(2015年製作の映画)
4.4
コメディ?風刺?なんとも言えない面白くないコメディだった。ユダヤ教の家族が、安息日になろうとしているのに、アラブ(パレスチナ)の脇道を走っていて、マリア像に車をぶつけて、マリアの首を折ってしまった。そこはSister of Marcyというパレスチナのカソリックの修道院の尼が五人住んでいるところ。一人の尼に助けを求め、中に入ろうとするが、夫、モーシーShady Srourは持っていた銃の玉を抜かれてしまう。『法律違反だ』とモーシーはいう。修道院に通され、電話で、友を呼ぼうとするが、安息日がスタートし始めるので、電話番号を回せないと。(安息日に機械はいじることができない)発話障害?の尼Maria Zreikに手伝ってもらい、他のところにも電話を入れるが、断れっぱなし。ユーモアがあるところは安息日とはいうが、電話を持って話し始めるとこ。背に腹はかえられぬようだ。次に尼は飲み物を皆にサービスをする。夫は外に肉が干してあるのをみて、この飲み物はコーシャーじゃないから飲むなと母親Ruth Farhiに。母親は喉が渇いているから、それどころじゃない、コーシャーかどうかなんてどうでもいい。ここで大喧嘩? これに呆れて、尼が、どんな助けが必要かと聞く。モーシーは何ができるかと聞き返す。
尼たちは教会で深い祈りに入るが、その間、母親はうたた寝を始める。解決策を神が教えてくれたと尼。今まで住んでいた尼が使っていた車をかしあたえるというのが解決策。故障をしている車を発話障害?の尼が直して、無事出発。しかし車の屋根にはマリアのサインが。モーシーの伴侶レイチェルMaya Korenは、アラブ(パレスチナ)と間違えられるから、カーステレオでユダヤの音楽の音量を上げて走れと。
結局はお互いが助け合って、問題が解決できた。お互いに知恵を出し合うことが必要だ。これがパレスチナとユダヤの解決策。