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たかが世界の終わりのhayatoのレビュー・感想・評価

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
3.7
【僕の死を伝えるために家族に会いにきた。】

★名台詞

ルイ『Da la ville.』
(街が好きだろ。)

ルイが見せた優しいところ。
兄さんに放った一言だけども、なんでそんなことをお前が口にするんだって言う感情が伝わってきそう。

《ストーリー》○
《演技》◎
《音楽》○
《展開》○
《笑い》△
《感動》○
《泣》△
《ハラハラ度》△

★感想
なんという家族の不器用な愛情表現。
バラバラだけどもお互いが何とか表現したくてたまらない。
兄の奥さんがなんだかいい味を出していて、最後までのキーパーソンだった。

最後の食事シーンがなんとも言い表せないけど、芸術作品を見ているようだった。
急な雨の演出もいい。

ドラン監督って難しくも人間の感情の奥底を表現している。
家族でもなかなか言い表せない感情ってあるよね。

自分ももし、自分の死を伝えるのであれば不器用だけど、家族に本当に全て伝えることが出来ない事があるかもしれない。

死をみんなが分かっていても、どう接していいのか分からない不器用な家族。

絶対にそんな感じにはなりたくないと思った。
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