内臓マン

たかが世界の終わりの内臓マンのレビュー・感想・評価

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
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初心者二百六十作品目!!!

【概要】
レンタルビデオで視聴!
「マミー」に続き、グザヴィエ・ドラン監督2作目!

【感想】
近くにいることの重要性。
どれだけ憎くても、どれだけ怖くても、どれだけ理解できなくても、今まで過ごした、思った時間は消えない。
時間が愛をつくる。
ちょっと視点を変えれば、愛なんてすぐ見つかる。

ラストが最高すぎる映画のひとつ。
無駄かに思えた今までの時間が全部活きてくる。
劇的なストーリーは入れず、じわじわと対話で魅せていく。
考え抜かれた演出の積み重ねがリアル且つ効率的に物語を運びます。
これは監督に実際にあったことなんでしょうか?
そこら辺はだいぶ気になります。
人物像を観客にミスリードさせてからのギャップの引き出しがやっぱり上手い。
こうも自然な流れで。凄い!

やっぱ知らぬ間に俺らって気の合う人とつるんでるんだなー。
家族と分かり合うのが難しいのもそういうことですよね。
他人との間だと比較的楽なんだなー。
それでも家族とは付き合ってかなきゃいけないってのがマジで奥が深いです。
家族からの影響ってのはホント絶大ですよねいい意味でも悪い意味でも。

とにかく家族と他人について色々と考えさせられる99分。
こんなにもキャラを深堀して欲しい映画は久しぶりでした。

【終わりに】
何気に見るよな兄ちゃん役のヴァンサン・カッセル。
何に出てたっけ…?
うわぁーーー「アレックス」だぁあぁーーーーー!(悲鳴)
内臓マン

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