兄とはぐれ、家から1600km離れしまった少年サルーの実話を描いた物語
いい人に出会って家に帰れるなんて
上手くいく訳ではなく、
サルーには孤独、不信、無力との戦い、
長い距離と4半世紀の時間の壁が待っていた
それでも行動を起こし、必死に生きて、
愛を受けて、多くの奇跡が最後の奇跡を生む
時と共に多くのことが変わっていくけど、
家族の想いは不変で不滅というところが胸に残る
本当にいい作品
サルーの少年時代が可愛くて愛おしいし、
クドゥを大切に思う気持ち、
クドゥがサルーを大切に思う気持ちが胸に来る
インドの現実についても考えさせられたし、
自分は何者かと悩み苦しむ様子が
胸に響いて、もし自分だったらと考えてしまった
挿入歌も相まってサルーがだんだんと
家に近づくシーンは目が離せない
決してハッピーエンドとは言い切れない
終わり方が実話なんだと、現実なんだと、
より深みを感じさせられた
ガネッシュ・タライ、シェルゥ
そしてタイトルの意味...
エンドロールまでしっかり観てしまう