もめん豆腐

ラ・ラ・ランドのもめん豆腐のレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.0
ミュージカル苦手な中年も今回で鑑賞3回目。だから「ミュージカル?え〜嫌〜い」な人も一見の価値アリとオススメする。が、責任は取れない😼初回はラストで「!?」となったけれど、もう慣れたもんよ😗
小学生の頃に観た『サウンド・オブ・ミュージック』や『ウエスト・サイド・ストーリー』もお芝居はお芝居として、歌とダンスは歌とダンスして、別々に楽しむならとても良い映画なのだけど、突然歌って踊られるともう萎えるンですわ。歌って踊ってケンカする『ウエスト・サイド・ストーリー』なんて「ああ!?」ってなる(語彙力)。どれ程苦手かというと話は逸れまくるが、少し前にフラッシュモブとやらがほんのり流行りだした時にかなり警戒した。あんなん街なかでやって欲しくないし、自分がターゲットだったら依頼した奴をブッコロースと誓っていた。サプライズも嫌いなのに、許さん。どちらも、こんなことしてもらって嬉しいでしょ🥰ってな押し付けがましくて寒気がする。
話を戻して、この映画は上記のふたつのそれとは違ってそんなに不自然に歌とダンスが始まらない。始まりが肝心なんだと思うの。突然だと不自然だから苦手な人が出てくるんだと考察する。それになんといってもこの映画には大好きなライアン・ゴズリングが出てるし♡『ドライヴ』が最高of最高だった♡ほとんど喋らない心やさしき腕っぷしの強いスタントマンが問答無用の暴力をぶちかましていて惚れた。この映画でも彼のダンスは軽やかで熟れていていい感じに力が抜けていて、だからこそミュージカル苦手マンでも楽しめたんだと思う。主演の二人とも力んでないのに指先まできれい。
この映画も色使いがきれいだった。気のせいか最近のハリウッド映画は原色使いが流行ってるような気がする。それとも北欧の色使いが世界的に流行ってるのか。ミアの部屋もルームメイトのドレスも原色。特に黄色のドレスを着て青のサンダルはとてもかわいかった。ルームメイトが皆仲が良いのも観ていて安心した。男性が描く女性同士の友情はことさら酷く描かれるからな〜。
音楽も最初から最後までとても良い。JAZZに疎くてもずーっと楽しめる。書き下ろしなのか、映像と融合している曲もとても良かったので、サントラを買うか迷い中。
冬から始まり冬で終わる。うまいな〜。お互いの夢を応援しあうのも、いい。恋愛にどっぷりハマって沼化するのもいいけど、自分だったらこっちの方が合ってる。夢を語り合うのも叱咤するのも想いあってこそ。ちょっぴり大人の恋愛ミュージカル。
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