FutosiSaito

AMY エイミーのFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

AMY エイミー(2015年製作の映画)
3.9
 ピュアなアーティストの成功と栄光と、破滅のドキュメンタリー。
エイミー=ワインハウスは16歳でデビューした。そのマネージャーも19歳と若すぎた。
 純粋なエイミーは、自分の体験しか歌にできず、そのまま言葉にする。
一方で、いろんな「ろくでなし」を好きになり、傷つけられ自傷もする。
 胸は強調されているが、最期まで小さなお尻(と細い腿)が痩せた身体を表していて、哀しい。
家庭環境も影響しており、このドキュメンタリーはそれも映している。そして、ドラッグだ、ドラッグで破滅に突き進む。
 それはビジネスのせいでもある。非合法ビジネスのドラッグと、合法のビジネスである音楽(業界)がエイミーを蝕んでいく。お金もうけの元として。
 結果がわかっている、ダメになっていくエイミーを見続けるのは辛い。
 ピュアなエイミーは取り扱いが難しく危険でもある。しかし、それが魅力でもある。
本物のディーバとはこういうアーティストなのだろう。
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