『夏と花火と私の死体』の執筆当時の年齢が、16歳であり、衝撃的な作家デビューを飾った
乙一氏。
その彼の長年の作家人生の序盤で執筆された物語が映画化していることを知り、早速鑑賞！
原作の絶妙な語り口、設定の奇抜さなどから、映画化するのは、難しかったのではないかと考えておりましたが、原作を上手くアレンジした作品に仕上がっているなと感じました。
特にリョウとシンヤが頭の中で、幾度も話し合うところは、違和感なく見ることができ、乙一氏らしい切なさが、滲み出ているなと思いました。
さらに、今作は、リョウの成長物語としても観ることができ、リョウが、シンヤに呼びかけるシーンや、学校の先生にリョウが褒められるシーンなどは、印象に残りました。
乙一氏原作の映画は、まだ他にもあるので、機会があれば、観てみようと思いました。
