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インデペンデンス・デイ:リサージェンスのはのレビュー・感想・評価

1.8
「物語は始まりと、広がりと、捻りだ!」
「グースバンプス」で作家が言った言葉だが、始まりと広がりまでは完璧でも、捻りの部分で全てを台無しにできるものなんだなとある意味感心した。

前作を観たのはかなり昔だが、面白く好きな作品として記憶しているので、前作の焼き直しになると嫌だなと思いつつ鑑賞。

宇宙人の技術を取り入れ、SF兵器を手に入れた人類に、現代兵器で宇宙人と戦うロマンが失われたなーと少し残念さを感じた。
それもつかの間、それに変わる新しい仕掛けや要素で一気に引き込まれ、母船登場から全景が見えるところまでは本当に興奮した。
とにかく自分たちがこの世で一番スケールのでかい映像を作ってやるんだ、みたいな気迫に満ちた映像で、映像チームには本当賞賛の拍手をあげたい。

最初の落胆は「女王」という言葉が出てきた辺りからかな。
はいはい都合のいい弱点ないと収集つかないもんね。
もう気持ちは萎えてしおしお。
宇宙人さあ、なんで「バカ」なの?
科学技術だけあってあの知恵の低さはヤバすぎるので、自分の予想では、宇宙人本来の種族が、技術を使える程度までに教育した、人類からみたチンパンジー程度の生き物に遊びとしてやらせてると予想。

女王がアーマーを身につける、制作側としたら燃えさせるつもりだろうシーンで笑ってしまった。
女王までは百億歩譲って許したとして、それが前線に出てくるとか、本当に高度な文明持った生き物のやることなのか?
なんで一番大事な部分で戦おうとする?
男で例えるとキンタマに武器を装備して、キンタマだけで戦おうとしてるみたいなシーンでしょ?
バカなの?
ギャグのつもりなの?
アルク・コーガンのコーガンハンマー※ですか?
バスに執着する意味も分からんし。

あとはまあ前作と同じ、敵がバカなので簡単に勝っておしまい。
前作はまだもうちょっとバカを隠せてたと思うんだけど。

女王のアーマーはイリスみたいね。
月の影響ですら、潮の満ち引きを生み出ししてるに、あんな月より大きなものが地表近くにいたら、地球上の海水全部集まっちゃうのではと思った。
他の武器はSF化してるのに、拳銃だけ現代と同じなのはなんでなの?
ライフルは光線出すのに。

以下宇宙人強さ評価

偵察隊がやられて出張ってきた本隊ということで、規模や兵力では上回るものの、いかんせん前回より頭が悪くなっている。
女王がやられると機能しないとか、もはや昆虫並み。
第一線で頑張ってきた現場の人間の方が、お偉いさんより戦いに慣れている、ということだろうか?
女王は素手で象くらいは殺せそう。

科学力:60
頭の良さ:5
兵器:60
身体能力:6
兵力数:7

総合:148


※いがらしみきお「ネ暗トピア」に登場する巨大な睾丸を持つプロレスラー。
巨大な睾丸を相手の顔面に叩きつける「コーガンハンマー」が必殺技だが、顔面よりはるかに弱い急所での攻撃のため、この技を使用後はあまりの痛みのため気絶する。
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