こぼちゃん

SPEC〜零〜のこぼちゃんのレビュー・感想・評価

SPEC〜零〜(2013年製作の映画)
3.8
監督堤幸彦、脚本西荻弓絵の超能力サスペンス、コメディ&ヒューマニティ。ドラマから映画を作る際、前提が説明不足で不親切だなと思う作品の一つ。ドラマ10話の評価は高いですが、本作は続きで見てないと伝わらない。

SPECは、超能力でドラマ・映画を通して、30人近く登場。Xファイルのような超能力事件に立ち向かうのは、通称"ミショウ"。昼行燈に見えて実は熱血漢の係長、野々村 光太郎(竜雷太)を長とし、IQ201で死んだ超能力者たちを召喚できる当麻 紗綾(戸田恵梨香)と茶色い紙袋が鞄代わりの元SIT小隊長の瀬文 焚流(加瀬亮)の二人が主役。

視覚効果では、360℃から30-40台のカメラでマシンガン連射して、バレットタイム/タイムスライスという方法で、マトリックスのような映像がよく使われるのも人気の一つ。

また、30人近い超能力者にも、強み弱みがそれぞれあるのが面白い。特に主役の一人、当麻 紗綾の死んだ超能力者の召喚は、別の人がコピーしても絆や愛がないと使えない。

SPEC零は、ドラマ10話の前章譚で、主人公当麻の左手の傷の理由、時間を止められる"ニノマエ"と主人公との関連、"ニノマエ"の記憶を書き換えた地居 聖(城田優)と主人公との関連を説明。

終わり方は、ドラマに繋がるように、尻切れトンボ風になっています。

学生時代のさえない当麻、アメリカ帰りでも、とてもダサいファッションの当麻が登場。電気を扱うSPECや一瞬で息の根を止めるSPECなどが登場。
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