COME

四季~ユートピアノのCOMEのレビュー・感想・評価

四季~ユートピアノ(1979年製作の映画)
3.8
僕の知り合い手前くらいにとても有名なフルーティストがいる。その彼がTwitterなどで愛を届けます。など軽々しく言う。
コンクールに出て負けても、気持ちは誰にも負けません。

全てが馬鹿らしい、彼の素性を知っているから。どこぞの彼女を終電を逃す時間に呼び出して朝までホテルにいるような人がどんな愛を届けるのだろう?高額な金額でしか見れない彼の演奏で受け取れる愛はどこにあるの?己自身が順位のつくものに飛び込んで負けたら別土俵。

僕はこの手の人間が一番嫌いだ。もっともっと汚くて、もっともっと泥臭くて、綺麗な言葉を取り払った先にある人間がすきだから。

この映画もそうだ。同じ音楽にたいしてだが違う。もっと身近にある音。その音に僕らは愛を覚える。愛はこの映画なんだ。
簡単に語るな愛を
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