ハレルヤ

我が道を往くのハレルヤのレビュー・感想・評価

我が道を往く(1944年製作の映画)
4.0
ニューヨークにある教会を舞台に、45年間勤めた老神父と新たに赴任してきた若い神父。2人のやり取りと周囲の人々の人間模様を描いたヒューマンドラマ。

良い意味で神父らしくなく、明るくて決まった形にはまらない考えを持つ主人公のオマリー。そんな彼が保守的な考えの老神父フィッツギボンが経営する教会を変えていきます。

不良少年たちを野球に誘って聖歌隊にしたり、家出少女に歌の才能を見出したり、幼馴染みのオペラ歌手が寄付をしてくれたり、地道ながらも着実に信頼関係を結び、結果に繋げていくオマリー。最初は反発し合ってたフィッツギボンと次第に絆が生まれます。

ラストも寂しいながらも温かさが滲むもの。王道ですがクラシック映画ならではの良さが前面に出ています。1944年のオスカーの主要部門を独占したのも納得の仕上がりでした。
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