てつじ

恐るべき子供たちのてつじのレビュー・感想・評価

恐るべき子供たち(1950年製作の映画)
3.3
メルヴィル監督の硬質な演出とジャン・コクトーの詩情豊かなイメージが融合した野心作だが、コクトーの支配力の強さを感じる作品だった。破滅に向かう子供部屋の死のイメージを幻のように描く幻想的な描き方は『オルフェ』だ。コクトーが連れてきた少年役が失敗で、メルヴィルが発掘した姉役ニコール・ステファーヌが成功とは皮肉が効いている。
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