ライラ

美女と野獣のライラのネタバレレビュー・内容・結末

美女と野獣(2017年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

薔薇を渡された時にストーリーが始まり、バラが枯れる頃にストーリーが終わる、そんな儚さを感じられる作品。薔薇の花びらが落ちる度に家具に変えられた人達が人から遠ざかっていくエピソードは不安や焦燥感を感じさせるものだった。
一輪の薔薇には、「運命の人、私には貴方しか居ない」という花言葉がありますが、今作で使われている紅薔薇には、「死ぬほどの恋」という花言葉もあるようで、それすらも切ない。薔薇を覆うガラスのケースは花びらが落ちるのを止めたくても止められない=時間が過ぎるのを止められないという意味だそうで、美しいものも時間が経てば枯れてしまうということを示唆しているらしい。また、薔薇を覆うガラスケースは、王子様を覆う醜い姿を表していて、その下には美しい容姿があるって意味だそうで、人を見かけで判断してはいけないということを伝えたいのかもしれませんね。
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