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ボンベイのmatsuのレビュー・感想・評価

ボンベイ(1995年製作の映画)
4.0
インドでの宗教の対立(ヒンドゥー教VSイスラム教)がメイン

この国の宗教対立も凄まじく、全く譲ることなくトコトン相手を叩きのめそうとする

同じ村に住むセーカルの父親(ヒンドゥー教徒)とシャイラーの父親(イスラム教徒)は宗教の違いから非常に仲が悪い

恋に落ちて結婚を望む2人は、父親らの反対に屈せず家族と縁を切り駆け落ちする

ボンベイで結婚生活を送り、男の子(双子)に恵まれて家族4人で幸せに暮らす

1992年ヒンドゥー教過激派がイスラム教寺院のモスクを破壊する事件を発端に宗教対立の暴動が起こり(これは史実)、ボンベイにも広がる

セーカルの父親とシャイラーの父親が暴動を心配して2人に会いに来る

父親たちは目を離すとケンカしだすが、孫がかわいいとい共通認識のおかげで次第に距離が縮まる

宗教対立の暴動が大暴動に変わり大混乱に陥るが、子供と一時離ればなれになったセーカルがその怒りを爆発させて大暴動を沈静化させる…

この作品の中でインドの凄まじい宗教対立を知って勉強になったし、素晴らしい家族愛を見ることができて良かった

※シャイラー役の女優さんが美しかった
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