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映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!のCureTochanのレビュー・感想・評価

3.8
タイトルにあるから予想通り、クマのぬいぐるみであるモフルンがプリキュアに変身するわけだが、なかなか馬鹿にできないクマ映画としてよくできていた。うちのキッズたちの評価も、プリキュア映画で最高レベル。今日から始まった新作プリキュア映画を、何故か大きくなった彼らが見たそうにしている。しかも、これまた田中コンビによるものだという。この週末行くことになりそう。

魔法つかいプリキュアは、シリーズ構成の力不足で女の子二人がケンカばっかりしているので、テレビ本編は早いうちに脱落した。やたら冷凍ミカンが出てきた段階から、すべってたし、センスってのは一事が万事である。ジュエリーレって何だ?スイートルームのsuiteと書いてスイートプリキュアと称していたのと同じ、言語感覚の鈍さを感じる。今から思うと、ハートキャッチプリキュアの山田隆司という人は驚異の引き出しを持っていた。日常の人情噺だけなら、ハトプリを超えるプリキュアはない。長女とともに、同じ山田が構成したマイメロディにもハマったものだ。

本作の前年のプリンセスプリキュアは一年間、目を離せず、演出・シナリオの田中コンビには絶大な信用があった。その二人が今度は映画を作り、しかもモフルンの話ってことで、テレビは見てないのにシアターへ突撃した。キャラクターデザインと主題歌の歌手だけは最高だったまほプリの使い方として正解だろう。妖精ではない本当のぬいぐるみという設定も活かされていた。ただ、音楽もプリキュアの楽しみなのに、本作の歌はイマイチだった。あとクマタっていうキャラが、じゃりン子チエのアントンジュニアに似てた。
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