「This is Me」(これが私)に象徴される力強い音楽とパフォーマンス!
音楽性は『ラ・ラ・ランド』より高いんじゃないかとも思います、直感的に。ヒュー・ジャックマン久々の歌とキレキレダンスを堪能、しかもオリジナルストーリーのミュージカル映画。
半年前にローガンだったとは思えません!
オープニング「The Greatest Showman」から「This Is Me」をはじめ力強い楽曲、俳優たちの圧巻のパフォーマンス! もちろん歌えて踊れる人が揃ってるので見るも楽しい。
ヒューとザック・エフロンのデュエットも必見です! 人生に目的を見出せない上流階級出身のフィリップを、バーナムがビジネスに誘うシーン。
そんなフィリップと有色人種の踊り子であるアン(ゼンデイヤ)は、当時とすれば許されない恋に落ちます。この若いカップルが自分に正直になって“舞う”シーンもまた圧巻。空中ブランコの乗り手であることを活かした、素晴らしいパフォーマンス!
ウェルカムバック、トロイ!とか思ってしまいました。
そして、ゴールデン・グローブ賞主題歌受賞のキアラ・セトルによる「This is Me」。これは今年随一の応援ソングになることでしょう。今も毎日聴いています。
ただ…
あくまでも個人的な見解ですが、この楽曲やパフォーマンスに呼応するだけのパワフルさが、物語にやや足りないかなぁと。
ヒューの最後のウルヴァリン『LOGAN/ローガン』のジェームズ・マンゴールド監督が製作総指揮に名を連ねていて、ポストプロダクションにも協力したとか。エンドロールで名前に気づいてびっくりしました。